【書評】ダン・ブラウン著「ロスト・シンボル」を読んで
舞台はヨーロッパを飛び越えて、USA!ワシントンDCで繰り広げられるミステリー、ダン・ブラウンさんの著書【ロスト・シンボル】についてシェアします。
今回は私が愛してやまない、ラングドンシリーズ第3作目の【ロスト・シンボル】についてレビューもかねて紹介していきたいと思います。
目次
- 概要
- 見どころ
- こんな人におすすめ
- まとめ
1. 概要
「ロスト・シンボル」は推理小説で、ハーバード大学の図像学者ロバート・ラングドン教授が主人公のミステリー作品の第3作目になります。
舞台はワシントンDC。
タブー視されているフリーメイソンの謎に迫ります。
著者はダン・ブラウンという有名な小説家です。
あらすじ
キリストの聖杯をめぐる事件から数年が経ち、ハーヴァード大で教鞭を執る静かな生活を送っていたラングドンに、旧友から連絡が入る。フリーメイソン最高位の資格を持つスミソニアン協会会長ピーター・ソロモンからで、急遽講演の代役を頼みたいという。会場である連邦議会議事堂に駆けつけるが、そこにピーターの姿はなく、切断された右手首が……薬指には見覚えのある金の指輪。フリーメイソンの紋章をあしらったその指輪は、ピーターのものに間違いない。ピーターを人質に取ったというマラーク(悪霊)と名乗る謎の男は、ラングドンに“古の門”を探せと命じる。ピーターの右手の指先に施された独特の刺青が“古の門”の先にある“古の神秘”を指し示す図像であることにラングドンは気付く。誘拐犯マラークの目的は、この恐るべき力を持つとされる“古の秘密”を手に入れることにあるのは明らかだった。ラングドンは駆けつけたCIA警備局長サトウと共に、まずは、“古の門”の捜索に乗り出すのだが……。引用:Amazon
この作品の概要がわかった所で、次に見どころを見ていきましょう。
2. 見どころ
1. あの人もこの人もフリーメイソン?
本作ではアメリカの主要人物がフリーメイソンもメンバーとして登場します。
果たして本当なのか?そういった事を考えながら読み進めるのもまた面白いです。
2. この物語のキーになる「知」
この物語では、マラークと言う謎の男がラングドンにある物を探し謎を解き明かす様、友達であるピーター・ソロモンを人質にとり脅します。
そのある物を解き明かすにはそれ相応の資格がなければいけません。そこに「知」が絡んできます。
アーサー王しか剣を抜けなかった様に、ある物を手に入れたとしても暗号を解かないといけないのです。
果たしてその資格を持っているのはラングドンなのか?
3. 死後も人間の心は生き続ける?
この作品のある実験で死を迎えた男性の体重がわずかに軽くなると言う描写があります。
これは実際に行われた実験を元にしている様で、1901年にダンカン・マクドゥーガルが死期が近い被験者を集め特殊なベッドを用いて実験を行ったところ、被験者の一人が死後直後に21g減ったというのです。
もちろんこの実験には変化のなかった被験者もい流ので、真意は明らかではありません。
いつか人の心が質量を持つ物質であると証明される日が来るのかなと思ってしまいました。
<参考サイト>
- 人が死ぬと体から消失するという「21グラム」は本当に魂の重さなのか https://www.discoveryjapan.jp/news/k5d7eiub2cie/
4. マラークとは何者なのか?
本作でヒール的存在として登場するマラーク。
描写では全身にタトゥーを入れており、不気味な容姿が描かれています。
果たして彼は何者なのか?
物語の後半で明らかになっていきます。
見どころはまだまだあるのですが、今回は4つに絞らせていただきました!
3. こんな人におすすめ
- 美術品などの芸術品が好きな人
- 科学が好きな人
- フランスやイギリスが好きな人
- ミステリー小説が好きな人
こういった方にハマる作品だと思います!
4. まとめ
ロスト・シンボルはロバート・ラングドン教授が主人公としての第3作目になります。
科学と宗教、切っても切れない関係なのだと改めて思いました。
本作は前2作と違って映画化がされていない作品になります。
映画化が噂されていた時期もありましたが、結局実現はしていません。
勝手な推測ですが、何か裏の力が働いてそうですよね。
最後までみていただきありがとうございます!
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